踏みしめるほどに、価値が研ぎ澄まされる。「床上の美術品」
今回ご紹介するのは、AKILOUNGEの床に静かに横たわる「ペルシャ絨毯」です。ジムという場所に絨毯、それも美術品に近いペルシャ絨毯を敷くことには、私の特別な想いと、お客様との関わりから得た気づきが込められています。
リーダーたちの日常にあった本物
この絨毯に行き着いたきっかけは、2024年頃、多くのお客様のご自宅へ出張に伺う中で目にした光景でした。成功を収めている方々の生活空間には、必ずと言っていいほど質の高い絨毯が設えられていたのです。
最初は、それがどれほど価値のあるものか、正確には分かりませんでした。しかし、なぜ多くのリーダーたちがここに行き着くのかを知りたくなり、私は福岡のけやき通りにある専門店へと足を運びました。
イラン人の店主が営むその店は、デパートよりも良質なものが手に入り、まるで美術館のような空間でした。そこで多くの絨毯に触れ、その奥深さを知るうちに、私の直感は確信に変わりました。
手織りという哲学と、ビジネスの親和性
ペルシャ絨毯には手織りと機械織りがありますが、私が選んだのは、気の遠くなるような時間をかけて織り上げられた「手織り」のものです。
職人の手によって一目ずつ紡がれるその工程は、一歩ずつ着実に実績を積み上げるビジネスリーダーの歩みと重なります。そして、ペルシャ絨毯には「踏めば踏むほど色が鮮やかになり、価値が深まる」という稀有な特性があります。
使い込むほどに磨かれ、唯一無二の存在へと進化していく。この性質こそ、AKILOUNGEを訪れる皆様の生き様と共鳴するのではないかと考えたのです。

空間に溶け込む「タブリーズ」の青
私が選んだのは、タブリーズ産の絨毯です。ウールの中に一部シルクが織り込まれており、繊細な光沢と高い耐久性を兼ね備えています。
配色は、赤基調のものが多い中で、あえて落ち着きのあるブルー基調のものを選択しました。これは、以前ブログでお話ししたエメラルドグリーンのカーテンや、AKILOUNGEの静謐な空間を邪魔せず、かつ洗練されたアクセントとして調和させるためです。
色の主張を抑えつつ、足元から確かな品格を漂わせる。それが、私の計算した空間設計です。


細部に宿る「エゴ」と、一櫛のこだわり
ペルシャ絨毯は非常に繊細に見えますが、私はあえてお客様には「ガシガシと踏んでいただきたい」と考えています。踏みしめられることで絨毯が呼吸し、より美しく育っていくからです。
そして、ここからが私のこだわりであり、エゴです。
絨毯の両端にあるフリンジの部分。お客様をお迎えする前、私は必ず髪用の専用の櫛を使い、このフリンジの毛並みを一本一本整えます。
足元という、一見すると見落とされがちな場所にこそ、最高の敬意を払う。この一櫛の所作が、空間全体の空気を引き締め、訪れる方の「整う」ためのスイッチになると信じています。
美術品の上を歩き、自らを鍛え、整える。 そんな非日常の体験が、あなたの日常をより強固なものにするはずです。
ぜひ、この絨毯の感触を五感で確かめてみてください。
